アーナン日報

暇な大学生達でブログやります。

新たな出会い

ゴエモンです。ネタが出来たのでブログを開いたら見事な過疎っぷり。どうやら暇な大学生は私だけのようだ(笑)

 

まあそれはさておき、私は今とある本に夢中になっている。それは

 

京極夏彦の「百鬼夜行シリーズ」である。

 

百鬼夜行シリーズというのは正式名称ではないが、巷でそう呼ばれているのでこう呼ぶことにする。今からこの本に出会った経緯を話そう。

 

数日前私は「浪漫遊」という、俗に言う「何でも屋」に赴いた時に、100円本コーナーを物色していた。なぜ100円コーナーをウロウロしていたのか?それはズバリ

 

新たな出会いを探すため

 

である。

今年私は様々な映画を鑑賞した。今年中にあと三本見たい映画があるのだが、それはさておきそれらの映画のおかげで、私の感性はより豊かになった。多くの出会いが私の乏しい知識や感覚を豊かにしていく。それがはっきり分かるほどだった。

 

そのため映画だけでなく、活字にも出会いを見いだそうとした。その結果が100円コーナー物色だった…。許してくれ、新書を買う金は持ち合わせていないのだ。

100円コーナーを見回っていて、ふと目に入ったのが「姑獲鳥の夏」という本だった。

 

何を隠そうこの本は、私が尊敬するとある有名ニコ生主が愛読しているであろう本なのだ。高校生の時にその生主に心酔した私は、ネットで情報を漁ってこの本を買ってみた。しかしその時はマンガを読む方が好きだったし、文が難解でめんどくさそうだったから、1ページも読まずに挫折した記憶がある。その本は今でも新品のまま京都の実家の本棚に安置されている。

こうして一度は読むのを諦めたこの本だが、「大学生となり、曲がりなりにも成長してるなら読めるだろう」とリベンジとばかりにまた買った。

 

その日は講義だったが、自習に近いものだったので、この本を読み進めることにした。するとどうだ!

…。

…、…。

…、…、…!

 

「面白い」

 

ふと我に返った時には講義は終わっていた。

なんということだ!時間を忘れるほど作品に引き込まれたのは久方ぶりだ。中学の頃に読んだ「殷周伝説」以来だろう。それほどまでにインパクトのある本だ。

 

これを書いてる今も読みたくて読みたくて仕方ない位だ。これが100円で読めるとは、全く良い買い物をしたものだ!皆も是非読んで欲しい。