アーナン日報

暇な大学生達でブログやります。

初ブログです。

 京都にあるちっちゃな大学に通っておりますタウズという者です。

 何もない日々に嫌気がさして、最近突然サックスを始めることにしました。完全なきまぐれであり、今まで楽器を習った経験もなければ音楽の知識もほとんどありません。サックスを選んだれっきとした理由もありません。ただ、本当に、このまま何もしないまま大学生活が終わるのがすごく怖くて、なにか新しいことを始めてたくて、ふと、かねてから興味がないわけではなかった楽器を習おうと思ったのです。

 僕はなにかひとつの物事に的を絞ってただまっしぐらに突き進むことを極度に恐れます。それは、そのただひとつの物事が上手くいかなくなったときに、途端になにもできなくなる絶望感を味わう危険をはらんでいるように思えるからです。多くのスポーツ選手が現役を引退したあと、なにもできなくなって途方に暮れる、みたいな話をよく聞きます。純粋な鉄の刃は、どこまでも鋭くなるかわりに、意外とあっさりと折れてしまうものです。

 今の僕は、ただ、大学の授業に出て、ただその勉強をして、ただ単位を取っているだけです。このままでは、ただ言われたことだけしかできないマニュアル人間になってしまいそうで、本当に怖い。だから、いっそのこと、大学の授業とは全く関係ない、かすりもしないような分野で、新しいことを始めてみようと思い立ったのです。それがサックスでした。音楽をみずから奏でる、という分野は、今までの自分の人生で、ある意味避けてきたというか、失敗を恐れて知らず知らずのうちに音楽を奏でる機会をないがしろにしてきたという思いが強くあります。だからこそ、僕はあえてここで、思い切って始めてみることにしました。将来につながるとは到底思えないけれど、全く新しいことを始めて、まるで一貫性のない、混じり物だらけの人生になるとしても、何もない日々や、ただひとつだけに全てを賭けてしまうような人生よりは、自分の価値観に適っていると思うのです。

 この選択がどこへ向かっていくのか、何もわかりませんが、行けるところまで頑張ってみるつもりです。

 それではみなさん、おやすみなさい。